マリオン構造(読み)マリオンこうぞう(その他表記)mullion structure

岩石学辞典 「マリオン構造」の解説

マリオン構造

マリオン構造とは変成岩の微褶曲軸方向に半円柱状構造が平行する構造で,半円柱は褶曲によりできる[Peach & Horne : 1907, Wilson : 1953, 片山他編 : 1970].この構造が最初に観察されたのはドニゴール(Donegal)地方の褶曲した変成岩である[Kinahan : 1891].柱の集合した塊の外見ゴシック建築の教マリオン窓の窓枠の光の分割に似ている.マリオン(mullion)とは窓などの縦仕切,丸窓の放射状仕切などのことで,変成岩などで棒状に割れる岩石片をいう.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む