岩石学辞典 「マリオン構造」の解説 マリオン構造 マリオン構造とは変成岩の微褶曲軸方向に半円柱状構造が平行する構造で,半円柱は褶曲によりできる[Peach & Horne : 1907, Wilson : 1953, 片山他編 : 1970].この構造が最初に観察されたのはドニゴール(Donegal)地方の褶曲した変成岩である[Kinahan : 1891].柱の集合した塊の外見がゴシック建築の教マリオン窓の窓枠の光の分割に似ている.マリオン(mullion)とは窓などの縦仕切,丸窓の放射状仕切などのことで,変成岩などで棒状に割れる岩石片をいう. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報