精選版 日本国語大辞典「外見」の解説
がい‐けん グヮイ‥【外見】
〘名〙
① (━する) 他人に見せること。
※玉葉(1171)嘉応三年正月七日「只為レ備二後日之忽忘一、纔注二置愚眼所一レ及許也、努々不レ可レ及二外見一」
② (━する) 他人に見られること。外に現われること。
※海道記(1223頃)序「これ文を用てさきとせず、詩を以て本とせず、只境に牽れて物の哀を記するのみ也。外見の処に其嘲をゆるせ」 〔韓愈‐雑説〕
③ 外から見える様子。うわべ。外観。
※集義和書(1676頃)一一「晉の淵明は酒に隠れたりといへり。実は酒に溺れず、只一生外見を酒のみの用にたたずと成て終れり」
そと‐み【外見】
〘名〙 外部から見ること。また、外部から見える様子。外観。がいけん。
※大道無門(1926)〈里見弴〉白緑紅「外見(ソトミ)は明治初年の洋風で、内部は純日本式な三階建の」
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