マーシャル宇宙飛行センター(読み)マーシャルうちゅうひこうセンター(その他表記)Marshall Space Flight Center

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

マーシャル宇宙飛行センター
マーシャルうちゅうひこうセンター
Marshall Space Flight Center

アメリカ航空宇宙局に属する研究機関の一つ。 1960年アラバマ州ハンツビルに開設された。 7km2の敷地内に本部ビルや地上燃焼実験台など 270ほどの建物がある。サターン型ロケットの第1段 SIC製作や,その燃焼実験などが行われ,超大型ロケット・エンジン技術が開発された。 W.ブラウンが設立時から 70年1月まで同所長をつとめた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のマーシャル宇宙飛行センターの言及

【NASA】より

…NASAが発足してからは,58年メリーランド州にスペースセンターが発足,これは翌59年アメリカのロケットの先駆者R.ゴダードの名を冠してゴダード宇宙飛行センターと呼ばれるようになり,無人衛星計画と宇宙船追跡などの業務を主として実施することになった。60年にアラバマ州の陸軍ミサイルセンターがNASAに移管されてマーシャル宇宙飛行センターとなり,このセンターはW.vonブラウンに率いられ,有人飛行技術の開発を担当,長い間NASA最大のセンターであった。フロリダ州のケープ・カナベラルのロケット発射場も初めはこれに所属していたが,62年に独立したセンターとなり,翌年暗殺されたケネディ大統領の名をとってケネディ宇宙センターと呼ばれるようになった。…

※「マーシャル宇宙飛行センター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む