マージー・ビート(読み)マージービート

音楽用語ダス 「マージー・ビート」の解説

マージー・ビート[Mersey beat]

'50年代後半のイギリスにおけるスキッフル・ブーム以降、リバプールで活動していたビート・グループがビートルズ成功注目を集め、ブームになったもの。リバプールがマージー川の沿岸都市(マージサイド)だったことから来た呼称。ジェリー&ザ・ペイスメーカーズ、ビリー・J・クレイマー&ザ・ダコダズ、サーチャーズ、フォーモストなど。別名リバプール・サウンド

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のマージー・ビートの言及

【リバプール・サウンド】より

…1962‐63年,ビートルズをはじめとしてイギリスのリバプール市のいくつかのロック・グループが注目されるようになったころに,それらの総称として用いられた言葉。リバプールがマージー河口にあるため,マージー・ビートMersey beatとも呼ばれた。ビートルズのほかにゲリーとペースメーカーズGerry & the Pacemakers,スウィンギング・ブルー・ジーンズSwinging Blue Jeansなどが含まれる。…

※「マージー・ビート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android