もく星号事故(読み)もくせいごうじこ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「もく星号事故」の意味・わかりやすい解説

もく星号事故
もくせいごうじこ

第2次世界大戦後の占領下で起きた航空機墜落事故。羽田発福岡行日航機『もく星』号 (1951年ノースウエスト航空の委託運航で活動再開) は 1952年4月9日午前8時 34分,伊豆大島三原山噴火口東側 1km,高さ 600m地点に墜落。三鬼隆八幡製鉄社長,大辻司郎を含む乗員乗客 37人の全員が死亡した。操縦士の高度誤認説が強いが,原因は判然としなかった。

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世界大百科事典(旧版)内のもく星号事故の言及

【虚報・誤報】より

…客観的〈事実fact〉と,ある部分,ある側面が明白に違う報道(主としてマス・メディアの)を誤報といい,その極大化したもの,取材源,ジャーナリスト,構成者の思いこみ,推定ミスなどによるものにせよ,意図的な作為によるにせよ,まったく事実でないこと,起こっていないことを,あったかのように報ずるのを虚報という。フィクションを現実のニュースとして提供するのと,善意,悪意を問わず,フィクションを混入するのとの違いではあるが,具体的事例にそくして,両者の間に境界線をひくことは難しく,ふつう日用語では誤報という用語で一括している。…

※「もく星号事故」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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