モン・スニ(読み)モンスニ

百科事典マイペディア 「モン・スニ」の意味・わかりやすい解説

モン・スニ[峠]【モンスニ】

アルプス南西部,フランス・イタリア国境にある峠。標高2083m。古くからリヨントリノを結ぶアルプス横断路の一つで,1803年―1810年ナポレオンが道路建設。モン・スニ鉄道トンネル(12.2km)は南西26kmのフレジュス峠の下に1871年開通。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のモン・スニの言及

【ピエモンテ[州]】より

…アルプスの山々はピエモンテ側では急峻であるが,所々に刻まれた深い谷に古くから峠道が開け,歴史的にもこの地方とフランス,内陸ヨーロッパとの関係を密接にしてきた。現在は,モン・スニMont Cenis(イタリア名はモンチェニージオMoncenisio),サン・ベルナールシンプロンフレジュスなどの峠を幹線道路が越え,あるいは鉄道トンネル,道路トンネルが貫通し,フランス,スイス方面とトリノ,ミラノなどの北部大都市との交通を確保している。平野部の気候は内陸性で,夏は蒸し暑く,冬は寒く霧が発生しやすい。…

※「モン・スニ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android