最新 地学事典 「ライヒバイテ」の解説
ライヒバイテ
独◆Reichweite
粘土鉱物の混合層構造で,任意の層(layer)に対して,次に来る層の出現確率に影響を与える隣接する層の数。言い換えれば,「Aの次に来る層は,このAのいくつ前までの層の影響を受けるか」である。この術語は,H.Jagodzinski(1949)によって初めて定義された。Reichweite, R=0, 1, 2, 3などで表現するが,通常R0,R1,R2,R3を使う。例えば,R0のrandom構造では,隣接層からの影響はまったくないが,R1では,最近接の層によって影響される。R2ではもう一つ離れた層から,R3ではさらにもう一つ離れた層からの影響を受ける。illite/smectite混合層鉱物の場合,Reichweiteはillite成分とともに増える。参考文献:H.Jagodzinski(1949) Acta Crystal.,Vol.2
執筆者:渡辺 隆
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

