デジタル大辞泉 「影響」の意味・読み・例文・類語 えい‐きょう〔‐キヤウ〕【影響】 [名](スル)《影が形に従い、響きが音に応じるの意から》1 物事の力や作用が他のものにまで及ぶこと。また、その結果。「環境に影響を及ばす」「大勢に影響しない」「影響力」2 影と響き。また、物事の関係が密接なこと。「夫それ感化の速かなる事、―の如し」〈中村訳・西国立志編〉[類語]刺激・煽り・作用・響く・差し響く・跳ね返る・祟る・災いする・反響・反映・反応・反動・反作用・波紋・余波・累・皺寄せ・とばっちり・巻き添え・そばづえ・手応え・歯応え・物議を醸す・インパクト・リアクション・レスポンス・フィードバック 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「影響」の意味・読み・例文・類語 えい‐きょう‥キャウ【影響】 〘 名詞 〙① かげとひびき。また、人影と人声。[初出の実例]「半日後、山転林蔽、杳不レ見二影響一也」(出典:栗山文集(1842)一・進学喩)[その他の文献]〔鬼谷子‐中経〕② 影が形に従い、響きが音に応ずるように関係が密接で、速やかに相応ずること。[初出の実例]「高天聴卑、影響不レ虚」(出典:性霊集‐七(835頃)菅平章事奉為四思造功徳願文)[その他の文献]〔書経‐大禹謨〕③ ( ━する ) 他に働きを及ぼして反応や変化を起こさせること。また、そういうはたらき。[初出の実例]「各人の身分上に多少の影響を及ぼす事ありて」(出典:仏国民法詳説(1877)〈箕作麟祥〉)影響の語誌①②の意味は中国古典語の原義をひきついだものだが、②の意味が拡大して日本で③が生じた。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「影響」の読み・字形・画数・意味 【影響】えいきよう(きやう) 光と、かげ。また、音とひびき。原因と結果の関係をもつことにたとえる。〔荘子、在宥〕大人のへは、形の影に於ける、聲のきに於けるが(ごと)く、問りて之れに應ず。字通「影」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by