ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リウィア・ドルシラ」の意味・わかりやすい解説
リウィア・ドルシラ
Livia Drusilla
[没]後29
ローマ皇帝アウグスツスの妃。前 38年前夫 T.ネロと別れてオクタウィアヌス (のちのアウグスツス) の妻となった。2人の間に子はなかったが,彼女は夫に強い影響を与え,政治についても助言した。また前夫との子チベリウスを帝位につけるため,次々と対抗者を暗殺したといわれる。美貌,聡明をうたわれ,夫の死後ユリア・アウグスタと称され,死後孫の皇帝クラウディウス1世によって神格化された。
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