最新 地学事典 「レバンチン相」の解説
レバンチンそう
レバンチン相
Levantine facies
東地中海地域・黒海盆地の淡水成鮮新・更新統。ルーマニアでは,河成礫・砂と泥灰質湖成層からなり,Viviparus, Unioなど淡水貝を産する。下位のDacianに整合または不整合にのり,第四紀の礫層に覆われる。層厚2,000~2,500m。Villafranchianに相当し,下部更新統に含められる可能性がある。ギリシア,エーゲ海諸島ではPon-tian中部(Pontian砂岩)以上の淡水成鮮新統をいう。パノニア盆地ではPannonianの上にViviparus層がのる。これらをLevantine相と呼び,鮮新・更新世を通じての,黒海盆地各地における時代的相変化が詳細に調べられている。
執筆者:石田 志朗
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

