アリアンス広場(読み)アリアンスヒロバ

デジタル大辞泉 「アリアンス広場」の意味・読み・例文・類語

アリアンス‐ひろば【アリアンス広場】

Place d'Alliance》フランス北東部、グラン‐エスト地方、ムルト‐エ‐モーゼル県の都市、ナンシーの中心部にある広場。フランス語で「同盟広場」を意味し、ロレーヌ公国とフランスの同盟に由来する。18世紀中頃、ポーランド国王の座を追われて亡命しロレーヌ公となったルイ15世の義父スタニスワフ=レシチニスキーが、大規模な都市開発を行った際につくった広場の一。同地出身の建築家エマニュエル=エレが設計し、金具工芸師ジャン=ラムールがロココ様式の装飾を手がけた。他の広場とともに、1983年に「ナンシーのスタニスラス広場カリエール広場及びアリアンス広場」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android