インターネット依存症(読み)いんたーねっといぞんしょう(英語表記)internet dependence

知恵蔵「インターネット依存症」の解説

インターネット依存症

インターネットは、新しい情報収集やコミュニケーション手段であるため、アルコール薬物のように依存症と本人が認めるのは難しい。しかし、自殺系サイトで知り合った同士ネット心中が話題となり、その影響力の強さと危険性が再認識させられた。特にチャットやネットワークゲームなど、双方向性の強いサイトほど独特の世界を構築しやすく、日常とは違う連帯感や親密感が生まれる。現実での人間関係や家庭生活に疲れ、学校や仕事などでストレスがあると、インターネット上の疑似世界は安心で所属感の強い場所となり、悩みを回避させてくれる。インターネット上の知り合いを失うことは、大切な親友を失うのと同等の怖さと喪失感がある。自分の姿を見られることがないので仮想の自分を生きることもでき、一方、声や姿がないので相手を理想化することもある。また、自己の違う一面を体験する場合もある。睡眠や家族との交流などが犠牲になるが、インターネットから離れた現実は耐えがたくなり、悪循環が形成される。

(田中信市 東京国際大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

デジタル大辞泉「インターネット依存症」の解説

インターネット‐いそんしょう〔‐イソンシヤウ〕【インターネット依存症】

インターネットに熱中するあまり、インターネットを離れると孤独感や絶望感にさいなまれ、睡眠障害や生活リズムの崩れなどの症状に陥る状態。インターネット中毒ネット依存症。→プロセス依存

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