インド博物館(読み)インドはくぶつかん(その他表記)Indian Museum, Kolkata(Calcutta)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インド博物館」の意味・わかりやすい解説

インド博物館
インドはくぶつかん
Indian Museum, Kolkata(Calcutta)

インドコルカタ (カルカッタ) のチョーリンギー通りに面して建つインド最古 (1814設立) の博物館。ラームプルバー出土のアショーカ王石柱柱頭,パトナ出土のヤクシャ像,バールフットの欄楯,塔門復元遺構をはじめ,ガンダーラ,グプタの彫刻,先史遺品のある考古学部門,インド・ミニアチュールを中心とする美術部門,文化人類学的な調査による収集品を展示する民族学部門,インドの地質岩石などを紹介する地理部門,産業部門,動物部門がある。

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世界大百科事典(旧版)内のインド博物館の言及

【カルカッタ】より

…これらへの対策として,地下鉄の建設,市の東方での25万人規模のニュータウン建設,フグリ川下流でのハルディア港湾工業都市建設などの諸計画が進められている。【応地 利明】 市街の中心を走るチョウロンギー通りに面して建つインド博物館は,1814年創設のインド最古にして最大の規模を誇る多目的博物館であり,考古学,美術,人類学,地理学,産業(実用植物学),動物学の6部門より成る。考古部門はバールフットの欄楯をはじめとして先史から中世末期までの彫刻類や貨幣,美術部門は細密画,タンカ,工芸品,染織品などの代表作品を網羅する。…

※「インド博物館」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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