バールフットの欄楯(読み)バールフットのらんじゅん(その他表記)Bhārhut

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バールフットの欄楯」の意味・わかりやすい解説

バールフットの欄楯
バールフットのらんじゅん
Bhārhut

インド中部,サトナーの南方約 15kmのバールフットにあったシュンガ朝時代 (前 185~72) の大ストゥーパおよび欄楯遺構。 1873年にイギリスのアレクサンダー・カニンガム発掘。出土品の大部分コルカタ (カルカッタ) のインド国立博物館が所蔵。もとは直径約 22mのストゥーパ,東西南北4基の塔門で四分された直径約 27mの欄楯 (玉垣) からなっていたが,現在は東門1基,欄柱 49本,笠石 15本が残る。それらの表面には一面ジャータカ仏伝図などの多種多様な浮彫が施され,美術史的に注目される。

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