ゴム履物(読み)ゴムはきもの(英語表記)rubber footwear

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゴム履物」の意味・わかりやすい解説

ゴム履物
ゴムはきもの
rubber footwear

本底がゴム製甲部が皮革以外の素材で構成されている履物類の総称。大別すると,地下たび,ゴム底布靴,ゴム底ビニル靴,総ゴム靴,ゴム草履の5種類になる。製造方法は各種各様であるが,比較的人手を必要とする作業の多いのが特徴である。過去において日本は世界一のゴム履物の生産国であったが,現在は労働賃金の関係で韓国台湾,ホンコン製のものに圧倒されている。

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世界大百科事典(旧版)内のゴム履物の言及

【ゴム工業】より

…また自動車工業をはじめ機械工業の発達で,防振ゴム,パッキン類など工業用ゴム製品も高成長を遂げた。 ゴム履物は,1960年ころまでは内需拡大,輸出急増で順調に成長したが,アメリカの高関税適用や台湾,韓国,中国との競争で輸出激減,輸入急増に見舞われている。このため大手企業は,台湾,韓国に進出し,国際競争力の低下を補っている。…

※「ゴム履物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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