セトモノガイ(読み)せとものがい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「セトモノガイ」の意味・わかりやすい解説

セトモノガイ
せとものがい / 瀬戸物貝
[学] Balcis martini

軟体動物門腹足綱ハナゴウナ科の巻き貝。房総半島以南の西太平洋の浅海に分布する。寄生性で、寄主は棘皮(きょくひ)動物である。殻高35ミリメートル、殻径13ミリメートルに達し、高円錐(えんすい)形をしている。

[奥谷喬司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android