トレマ(精神医学)(読み)とれま

世界大百科事典(旧版)内のトレマ(精神医学)の言及

【感情】より

…鬱病では無力感,自信喪失感,絶望感から,自殺観念,鬱病の三大妄想である心気,貧困,罪業妄想が発展し,躁病では自我感情の高揚感,万能感から誇大妄想が発達し,社会的逸脱行為に走る。分裂病の初期にはドイツの精神医学者K.コンラートによってトレマTremaと呼ばれているような極度の不安感,慢性化するといわゆる感情鈍麻,感情荒廃と呼ばれる様相を呈するが,感情がまったく失われたわけではなく,その本質はいまだ不明である。そのほか病的体験の現れとして,影響感情,作為感情,被害・誇大感情がある。…

※「トレマ(精神医学)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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