ドバーラバティー文化(読み)ドバーラバティーぶんか(英語表記)Dvāravatī culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドバーラバティー文化」の意味・わかりやすい解説

ドバーラバティー文化
ドバーラバティーぶんか
Dvāravatī culture

タイのモン族古代文化 (6~11世紀) 。インドシナ扶南の文化 (1~3世紀) の流れをくむ,タイ湾沿岸,マレー半島にわたるモン族文化で,中部タイのウトン遺跡からインド,スリランカのアマラーバティー仏像 (3~4世紀) と部派仏教遺物が発掘された。9世紀にはスマトラシュリービジャヤ王国の海上貿易による影響を受け大乗仏教文化が入った。ドバーラバティー文化遺跡はバンコク西方ナコンパトムを中心としてマレー半島のリゴール,北東タイ,メコン川流域から北タイに分布している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android