ナガイトカケ(英語表記)Amaea magnifica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナガイトカケ」の意味・わかりやすい解説

ナガイトカケ
Amaea magnifica

軟体動物門腹足綱イトカケガイ科。殻高 10cm,殻径 4cm。殻は白色,高円錐形で薄く,螺層は 12階でふくらみ,縫合は明らかである。殻表には 17条内外の細い螺肋があり,これと成長肋が交わって細かい布目彫刻になるが,成長肋はところどころで多少強くなり,ときに縦張肋状になる。体層は小さく殻高の約3分の1で,殻底に弱い底盤がある。殻口は卵円形。ふたは淡黄色で薄く少旋型。房総半島以南,東南アジア水深 50~200mの砂泥底にすむ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android