ニベルネー(英語表記)Nivernais

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニベルネー」の意味・わかりやすい解説

ニベルネー
Nivernais

フランス中部の旧地方名。中心都市ヌベール。現在のニエーブル県にほぼ相当する。 10世紀末にブルゴーニュ公領から分離,ニベルネー伯領となり,その後しばしば帰属が変動。 1539年公領となり,65年からイタリアのゴンツァガ家統治,1659年枢機卿 J.マザランに譲渡された。マザラン没後,彼の甥 P.マンシーニが継ぎ,その一族がフランス革命までフランス王室領以外の大領地として保有した。ロアール川沿岸のドシーズからヨンヌ川沿岸のオーセルまでニベルネー運河 (174km) が通じている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android