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ハイパーレスキュー隊 はいぱーれすきゅーたい

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知恵蔵2015の解説

ハイパーレスキュー隊

東京消防庁に設置された消防救助機動部隊の通称。1995年の阪神・淡路大震災の経験から、通常の消防力では対応が困難な災害に対処するため、特殊な技術・能力を備え大きな機動力を持つ部隊として編成された。国内外の大規模な災害発生時には、消防の広域応援を行う「緊急消防援助隊」や、国際緊急援助隊の一部である「国際消防救助隊」としても運用される。都内の常備消防のみならず、2011年2月に発生したニュージーランドクライストチャーチの震災や、同年3月の東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故などにも派遣され活動した実績がある。
1995年の阪神・淡路大震災では、各所で道路や水道が寸断され、消防・救助活動が困難を極めた。この時点では全国的な消防応援態勢が確立されておらず、消防の応援が円滑に行い難いなどの問題点が明らかになり、広域にわたる緊急消防応援制度ができた。96年には東京消防庁に、ブルドーザーパワーショベルのような重機や遠距離大量送水装備、大型水槽車などを配備するハイパーレスキュー隊が編成された。東京消防庁のハイパーレスキュー隊は災害時に「緊急消防援助隊」として運用することも想定し、航空機等に積載できる震災対策用救助車などを配備している。また、化学災害・航空機災害など大規模・特殊災害に対応する車両も配備し、救助・消火・救急活動を同時に行うことが可能な部隊である。
「緊急消防援助隊」は、大規模な災害発生時に各地の消防隊を再編成して消防の広域応援を行うもので、2004年施行の消防組織法により法制化された。現在では登録部隊が全国4千部隊5万人(10年10月)を超え、水害や地震などに際して活躍している。東京消防庁のハイパーレスキュー隊は同年の新潟県中越地震において「緊急消防援助隊」として派遣され、がけ崩れのために数日間も埋もれていた乗用車から幼児を救出するなどの活躍を見せた。これを契機に、各政令指定都市にもハイパーレスキュー、スーパーレスキューなどの愛称を持ち、大規模災害や特殊な事故にも対応可能な高度救助資機材を備えた「特別高度救助隊」が設置されることになった。

(金谷俊秀  ライター / 2011年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

ハイパー‐レスキューたい【ハイパーレスキュー隊】

東京消防庁の「消防救助機動部隊」や、政令指定都市に設置される「特別高度救助隊」などの通称。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
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