…ミクロネシアでは楽器の音を畏怖する傾向があり,したがって器楽的な演奏の場が極端に少ないのに対して,メラネシアでは娯楽的にも(フィジーの搗奏竹筒によるにぎやかな合奏)また儀礼的にも(ニューギニアで祖先に見立てられ神聖視される笛の重奏や,ソロモン諸島のパンパイプの合奏),楽器が純器楽用に使われる機会が多い。ポリネシアはいわばその中間で,歌や踊りの伴奏として積極的に応用され,ハワイの石のカスタネット(イリイリ)やガンビエ諸島の太鼓(パウ)がその例である。 このように,楽器の種類が少ない反面,類似の楽器でも島ごとに微妙に異なる材料やつくりが観察される。…
※「パウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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