プラゾシン

栄養・生化学辞典 「プラゾシン」の解説

プラゾシン

 エピネフリンのα1-受容体に選択的なアンタゴニスト末梢血管の拡張効果があり,血圧を下げる作用を示す.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のプラゾシンの言及

【血圧降下薬】より

…血管平滑筋細胞上のアドレナリン作動性α受容体を遮断する薬物は,交感神経の血管支配を切って血管を拡張させ血圧を下降させる。多数のα受容体遮断薬のうちプラゾシンが臨床的によく用いられる。(2)交感神経系の活性を抑える薬物 中枢神経系のα受容体を興奮させて交感神経の興奮を減らすと考えられるものにα‐メチルドーパやクロニジンがある。…

【自律神経薬】より

…(1)α遮断薬 α受容体を選択的に遮断する薬物。ヨヒンビン,ジヒドロエルゴタミン,フェノキシベンザミン,トラゾリン,フェントールアミン,プラゾシンなどがある。高血圧症や末梢血管痙攣(けいれん)の治療に使われる。…

※「プラゾシン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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