ヘレノタミアイ(英語表記)hellēnotamiai

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘレノタミアイ」の意味・わかりやすい解説

ヘレノタミアイ
hellēnotamiai

古代ギリシアのデロス同盟財務官のこと。同盟各市からの貢納金を受納,管理する役人で,10人で構成されていたが,それらはすべてアテネ人によって占められ,事務局も前 454年以降デロスからアテネに移された。ペロポネソス戦争にアテネが敗れ,デロス同盟が解体すると廃された (前 404) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android