マネタイズ(読み)まねたいず

  • monetize

知恵蔵の解説

ネット上の無料サービスから収益をあげる方法のこと。収益事業化。もともとは金属から貨幣を鋳造するという味で使われていたが、2007年頃からIT用語として使用されるようになった。
インターネットには数多くの無料サービスが存在するが、サービスの提供側は様々な方法で無料サービスからの収益をあげる工夫を行っている。Yahooをはじめとするポータルサイト、mixiなどのソーシャルネットワークサービス、ニコニコ動画などの動画サイト、数多くある無料のブログ開設サービス、モバゲーなどの無料ゲームサイトなど、無料サイトはネット上のほとんどの分野に存在する。その収益化は質の高いサービスを安定して供給するための必須事項と言える。
古典的なマネタイズ手法としては、バナーなどの広告、テナントやアイテム販売などの方法があるが、古典的方法だけで十全な収益の確保が難しいため、工夫が施される。オンラインゲームへのアイテム課金など、ファン層の取り込みや、プレミアムサービスといった差別化サービスなどもその一部だ。また広告によるマネタイズも、より収益性が高いアフィリエイトなどの成果連動型のものと組み合わせることが多い。
インターネット上のユニークな無料サービスも、マネタイズの成否によっては、発展前に事業がついえることがあるため、重要視されており、この傾向は今後も拡大すると思われる。

(佐橋慶信  ライター / 2010年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

デジタル大辞泉の解説

[名](スル)無収益のサービスを、収益を生み出すサービスにすること。無料ネットサービスの収益化、無償コンテンツの有料化や広告収入モデルの確立など。
[補説]原義は、通貨基準を定める、貨幣を鋳造する、の意。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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