サービス(英語表記)service

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デジタル大辞泉 「サービス」の意味・読み・例文・類語

サービス(service)

[名](スル)
人のために力を尽くすこと。奉仕。「休日は家族にサービスする」
商売で、客をもてなすこと。また、顧客のためになされる種々の奉仕。「サービスのよい店」「アフターサービス
商売で、値引きしたり、おまけをつけたりすること。「買ってくださればサービスしますよ」
運輸・通信・商業など、物質的財貨を生産する過程以外で機能する労働。用役。役務。
サーブ1
[類語](1奉仕ボランティア奉公寄与貢献裨益ひえき尽力尽くす骨身を惜しまず粉骨砕身身をにする身を削る骨身を削る命をささげるアフターサービスケアアフターケアボランタリー自発的公共心公徳心犠牲犠牲的献身献身的ささげる挺身ていしん捨て石利他利他心志願慈善篤志有志殉ずる/(2アフターサービス/(3負ける値引きするおまけする勉強する奉仕する泣く色を付ける

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精選版 日本国語大辞典 「サービス」の意味・読み・例文・類語

サービス

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] service )
  2. 物財を生産しないが、物財の運搬・配給を行なったり、金融・通信・教育・医務など物の形をとらないで、生産や消費に必要な役務を提供したりすること。交通業、商業、公務、自由業などに分けられる。
    1. [初出の実例]「財貨やサービスが、市場で価格づけされたままの姿で国民所得を構成し」(出典:経済における人間の復位(1968)〈都留重人〉四)
  3. 客に対する接し方。また、商売として客の気に入るように世話をすること。
    1. (イ) 飲食店、役所の窓口、乗物などにおける、客のあつかい方、応対、接待のしかた。
      1. [初出の実例]「各自デパートの競争も激甚で〈略〉そのサアヴィスは至れりつくせりで」(出典:新版大東京案内(1929)〈今和次郎〉動く東京)
    2. (ロ) バー、キャバレーの女給や芸者などが客を喜ばせるためにいろいろ行なうこと。また、その行為。
      1. [初出の実例]「いい気持でサービスされるままに」(出典:舗道雑記帖(1933)〈高田保〉ボーナス擬談)
    3. (ハ) 給仕すること。
      1. [初出の実例]「けど、お茶ぐらいサーヴィスたらいうもんしとかんと」(出典:京都三条通り(1935)〈田口竹男〉一)
  4. 個人的に、他の人のためにいろいろと尽くすこと。
    1. [初出の実例]「あの男、何もかもほったらかしてかの女にサービスしたんださうだ」(出典:花冷え(1938)〈久保田万太郎〉三)
  5. 商売で、値段をひいたりおまけをつけたりして、客に利益を与えること。
    1. [初出の実例]「皆さん、障子張りかえの時が来ました。サービスに上等の糊を進呈」(出典:濹東綺譚(1937)〈永井荷風〉一〇)
  6. ( キリスト教で ) 礼拝のこと。
  7. サーブ〔アルス新語辞典(1930)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「サービス」の意味・わかりやすい解説

サービス
service

食料品や生産における原材料などは,費消されることによって,すなわち形状を変えたり消滅し尽くすことによって,初めて生産活動に寄与し,また消費者に満足を与える財である。これに対して,工場施設・機械等の固定資本財や土地,耐久消費財などは,摩耗・老朽化するまで長期にわたって利用可能であり,その間に消滅することはない。それでも原材料や食料などのように生産・消費活動に貢献しうるのは,これらの財が費消可能な〈無形の財〉を供給し,それが生産に用いられたり消費されたりしているとみなされるからである。また,労働も明らかに無形の財である。これら無形の財を一般に〈サービス(用役)〉と呼び,有形な財である財貨から区別される。上に挙げた例は,それぞれ資本サービス,土地サービス,労働サービスなどと呼ばれる。なお労働サービスは,この労働そのものをさす広義の定義のほかに,有形な財の生産にまったくかかわりのない労働として,狭い意味で定義されることもある。たとえば,運輸業や警察・消防などは双方の労働サービスの定義に当てはまるが,農業や鉱工業における労働は狭義のそれには該当しない。今日日常的に用いられるサービスという語は,この狭義の労働サービスをさすことが多い。また,サービス業という産業区分に含まれる労働サービスも,この狭義の定義に基づいて規定される。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サービス」の意味・わかりやすい解説

サービス
Service, Robert William

[生]1874.1.16. ランカシャー,プレストン
[没]1958.9.11. ランシウ
カナダの詩人。イギリスに生れ,グラスゴーの公立学校を卒業。 1894年カナダに移住し,ビクトリアのカナダ商業銀行に勤務。ユーコンホワイトホースドーソンに転勤し,8年間のユーコン地方滞在中に『探鉱者の歌』 Songs of a Sourdough (1907) などの詩集を出して,絶大な人気を博した。 1912~13年のバルカン戦争には『トロント・スター』紙の特派員として活躍。第1次世界大戦にはカナダ軍医療隊員として従軍し,戦争体験記を出版。 12年からヨーロッパ,おもに南フランスのリビエラに住んだ。自伝2巻のほか,『太陽を愛するものの歌』 Songs of a Sun Lover (47) など,詩集多数。

サービス
service

音楽用語イギリス国教会において,早祷,晩祷でのカンティクルと聖餐式の歌われる部分に作曲したものをいう。早祷式にはテ・デウムベネディクツスが,晩祷式にはマニフィカトとヌンク・ディミッティスが,聖餐式にはキリエ,サンクツス,グローリアなどが用いられ,これらすべてを含むものをフル・サービスという。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「サービス」の意味・わかりやすい解説

サービス(Robert William Service)
さーびす
Robert William Service
(1874―1958)

カナダの詩人。イギリス生まれ。22歳のときカナダに移住した。ユーコン準州で銀行員を勤めるかたわら、北方の厳しい自然のなかに生きる人間を材にとった詩を書いた。リズミカルな伝承バラッドを思わせる語り口を駆使した『サウアドー(北方男)の唄(うた)』(1907)や『チーチャコ(新参者)のバラッド』(1909)などの詩集で一躍カナダでもっともポピュラーな詩人となった。1912年にカナダを去りヨーロッパに居を定めた。カナダで生活したのは十数年にすぎないが、カナダ北方の自然と人間とを歌った民衆詩人としてその名は不滅である。いまなお親しまれている多くの詩編のほか、数編の通俗ロマンス、2巻の自伝(1945、48)などを残した。

[平野敬一]


サービス(財・サービス)
さーびす

財・サービス

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パソコンで困ったときに開く本 「サービス」の解説

サービス

パソコンの世界では、人間が受けるサービス以外に、ソフトが受けるサービスがあります。例えば、「メールサービス」は、対象が人間なら電子メールが利用できるサービスという意味です。対象がソフトだと、インターネット上にメールサーバーがあって、電子メールの送受信ができる状態になっている、という意味になります。つまり、サーバーが外部に提供する機能をサービスというわけです。
また、OSが他のソフトに提供する機能のこともサービスと呼びます。「サービスが停止中」とは、サーバーのコンピュータかプログラムが止まっている状態です。
⇨サーバー、プロバイダー

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知恵蔵 「サービス」の解説

サービス

」のページをご覧ください。

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デジタル大辞泉プラス 「サービス」の解説

サービス

日本のテレビドラマ。放映は日本テレビ系列(1998年1月~3月)。全11回。脚本:野依美幸。出演:松本明子、寺脇康文、原田龍二ほか。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「サービス」の解説

サービス

LANでサーバーがクライアントに対して提供する機能(データベース管理機能など)や資源(ハードディスクやプリンターなど)などのこと。

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ブランド用語集 「サービス」の解説

サービス

サービスとは無形の製品のことをいう。

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世界大百科事典(旧版)内のサービスの言及

【キリスト教音楽】より

… 16世紀に興った他のプロテスタント諸教派のうち,英国国教会は,国王の離婚問題という偶発的要因によってカトリックから分離したため,教義においても,典礼音楽においても全般的に保守的であった。カトリックのグレゴリオ聖歌に相当するアングリカン・チャントAnglican chant,同じく聖務日課とミサとを簡略化したサービスservice,モテットの系譜を受けてカンタータに類似した音楽的形態をとるアンセムanthemが,その音楽の主要なものである。カルバンに始まる改革派教会は,聖書の直接的な福音以外のいっさいを虚飾と見るピューリタン的態度によって,音楽的には貧困をもたらした。…

【商品】より

…今日の社会では,さまざまのものが商品として取引(商品化)されている。食料・衣料などの消費財,原料・機械などの生産財という形あるものはもちろん,運輸・保管,金融・保険,労働・娯楽などのサービス,さらには空気・水,知識・情報,土地,資本(株式)といったものにまで価格がつき売り買いされている。 しかし,このような社会でもすべてのものが商品になれるわけではない。…

※「サービス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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