知恵蔵の解説
現在は上場しているフェイスブック社やツイッター社も、かつてはユニコーン企業であった。2015年1月に米フォーチュン誌が公開したリストによると、ユニコーン企業は、80社以上存在し、フェイスブック社やツイッター社のようなSNS (ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を営む企業だけではない。同誌で取り上げられている代表的な企業には、中国のシャオミ(小米科技・Xiaomi)、米国のウーバー(Uber)、エアビーアンドビー(Airbnb)、 ピンタレスト(Pinterest)、ドロップボックス(Dropbox)などがある。
シャオミは、スマートフォンなどのハードウエアメーカーで、スマートフォンのシェアは世界3位。企業の評価額は460億ドル。ウーバーは、スマートフォン経由で、ハイヤーのような運転手付きの高級車を呼ぶことができるサービスを提供しており、評価額は412億ドル。
また、エアビーアンドビーは、世界各国の現地の人たちが、自宅などを宿泊施設として提供するインターネット上のサービスを提供する企業で、評価額は200億ドル。ピンタレストは、画像に特化したSNSを提供し、評価額は110億ドル。そして、ドロップボックスは、スマートフォンやパソコンのデータを共有できるオンラインストレージサービスを提供しており、評価額は104億ドルだ。
(横田一輝 ICTディレクター/2015年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報