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リモートワイプ りもーとわいぷremote wipe

知恵蔵の解説

リモートワイプ

携帯電話やスマートフォン、ノートパソコンなどの端末に保存されたデータを、ネットワークを経由した遠隔操作で消去する機能。またはそのサービスを指す。ワイプ(wipe)とは、「拭く、拭き取る」という意味。
近年のスマートフォンの普及と、クラウドコンピューティングの進行によって、個人や社内のデータは、家庭や会社に留まることなく、簡単に外部に持ち出せるようになった。特に、持ち歩く頻度が高いスマートフォンには、電話番号やメールアドレス、住所などの個人情報だけでなく、個人や会社の商品写真や動画なども保存されていることが多い。そのため、外出先でスマートフォンを紛失したり、盗難に遭ったりすると、重要かつ大量の情報が、第三者の手に渡り、流出、漏えいする危険性が高い。リモートワイプは、こうしたリスク回避の手段として役に立つ。
同サービスは、携帯電話会社や、スマートフォンを開発したメーカー、情報通信事業を主とするソフトウェア開発会社などが提供している。例えば、ドコモ社は、2011年4月から、法人向けの「スマートフォン遠隔制御サービス」を開始しており、専用のウェブサイトから、リモートワイプができるほか、スマートフォン内のアプリケーションやカメラの利用を遠隔操作で制限することができる。また、Apple社では、同社のクラウドサービス「iCloud」を利用することで、iPhoneやiPadのリモートワイプが可能だ。
2012年12月の時点では、Androidデバイス向けに、シマンテック社やトレンドマイクロ社といったセキュリティーソフト会社からリモートワイプ機能を搭載したソフトウェアが販売されているほか、Android用アプリケーションのダウンロードコンテンツ「Google Play」で、同機能に対応した無料のアプリケーションを入手可能となっている。

(横田一輝  ICTディレクター / 2012年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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