知恵蔵mini 「ワンコインタクシー」の解説 ワンコインタクシー 初乗り料金が500円のタクシー。2002年の規制緩和で新規参入や増車が自由化され、一台当たりのコストが大幅に低減されたことによって誕生した。しかし、この低運賃営業が値下げ競争を激化させ、運転手の収入減や長時間労働を招いたとして、09年に国基準の運賃幅(640~660円)を下回る事業者への審査を厳しくするなどの規制強化が行われた。以降、ワンコインタクシーは減少傾向にある。13年にさらなる規制強化を盛り込んだ「タクシー適正化・活性化改正法」が成立したことから、同法が施行される14年1月末以降、消滅する見通しとなっている。 (2013-12-16) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報