…小刀の粗い刀痕を残し,その単純明快な面を生かして完成させる木彫技法,およびその作品をいう。普通はこの技法の特徴をよく示す奈良人形を一刀彫と呼び,飛驒の一位彫(いちいぼり)も〈飛驒の一刀彫〉と呼ぶ。奈良人形は江戸時代初期,岡野平右衛門(松寿)が春日大社の祭礼に用いる人形の彫物をもとに始めたといわれる。…
※「一位彫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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