デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松田亮長」の解説 松田亮長 まつだ-りょうちょう 1799-1871 江戸時代後期の根付師。寛政11年生まれ。飛騨(ひだ)(岐阜県)高山の一刀彫の祖。吉田亮朝に彫刻をまなぶ。イチイ(アララギ)の木肌の美しさをいかし,独特な刀法で鳩(はと),鶴(つる),亀(かめ),蛙(かえる)などをつくった。明治4年3月14日死去。73歳。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の松田亮長の言及 【一刀彫】より …江戸末期に森川杜園(1820‐94)が出て,好んで動物を彫り,名人といわれ,奈良特産の木彫工芸としてさらに広く知られるようになった。飛驒の一刀彫は,江戸末期に松田亮長(1799‐1871)によって大成されたとされ,イチイ材を用いた素木像で,亀,達磨,十二支などを根付,置物などに作った。【副島 弘道】。… ※「松田亮長」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by