一次X線(読み)イチジエックスセン

デジタル大辞泉 「一次X線」の意味・読み・例文・類語

いちじ‐エックスせん【一次X線】

X線回折蛍光X線分析などで、物質に照射されるX線。その物質から放射されるX線は二次X線と呼ばれる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の一次X線の言及

【蛍光X線分析】より

…物質にX線を照射するとその物質中の元素に特有の波長の蛍光X線(固有X線)が放射されるので,その波長によって物質中の元素の定性分析を,また各元素の蛍光X線の強度から定量分析を行う元素分析法。物質に照射するX線は一次X線といい,通常はX線管球から得る。一次X線として単色X線(一つの波長のみから成るX線)を用いる場合は,その波長より長波長の固有X線しか出ない。…

※「一次X線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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