…調合した香を袋に入れ,柱に掛けて装飾をも兼ねれば掛香,薬玉(くすだま),訶梨勒(かりろく)となり,懐中にすれば匂袋である。翫香は実用性を脱して趣味性,審美性に徹したもので一木の沈香木を心ゆくまで賞翫する一炷(いつちゆう)聞,文学的美意識と結合した組香による聞香(もんこう)を生み出し,日本独自の佳薫の芸道を成立させた。 茶道においては炭手前に香を炷(た)くが,これは心身を清め,席中の炭の臭気や,空気を浄化するためで(空香),風炉には香木を,炉には練香を用いる。…
※「一炷聞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...