万葉集私注(読み)マンヨウシュウシチュウ

デジタル大辞泉 「万葉集私注」の意味・読み・例文・類語

まんようしゅうしちゅう〔マンエフシフシチユウ〕【万葉集私注】

土屋文明による万葉集の注釈書。昭和24年(1949)から昭和31年(1956)にかけて全20巻を刊行本作により、著者は昭和28年(1953)の第9回芸術院賞受賞。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の万葉集私注の言及

【土屋文明】より

…30年《アララギ》の編集責任者となり,《山谷(さんこく)集》(1935)などの小市民的な人生詠で若い知識層に多大な影響を与えた。戦後疎開先での作を収める《山下水》(1948),《自流泉》(1953)で骨太な生活詠に新境地をひらき,《万葉集私注》20巻(1949‐56)を完成。その後《青南(せいなん)集》正・続(1967),《続々青南集》(1973)を刊行,放胆で自由なよみぶりに円熟の境を示した。…

※「万葉集私注」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android