日本歴史地名大系 「三黒村」の解説 三黒村みくろむら 千葉県:袖ケ浦市三黒村[現在地名]袖ケ浦市三黒谷中(やなか)村の南に位置し、小櫃(おびつ)川支流の松(まつ)川が流れる。応永二三年(一四一六)九月二日の畔蒜庄横田郷名寄帳(覚園寺文書)に「こぬま」とみえるのは、当地内の小沼(こねま)にあたると考えられ、金沢称名(かねさわしようみよう)寺(現神奈川県横浜市金沢区)寺領横田(よこた)郷内「こんとう四郎名」の田二反があった。また同名寄帳によれば、同郷には中内三郎名の「一丁めん」一反があり、これは地内の一丁目(いつちようめ)のことか。なお地内には政所(まんどころ)の地名も残る。寛永三年(一六二六)の田畑屋敷高辻帳(森家文書)に村名がみえ、田二二町七反余・分米一九二石余、畑八町六反余・分米三七石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by