上げ優り(読み)アゲマサリ

デジタル大辞泉 「上げ優り」の意味・読み・例文・類語

あげ‐まさり【上げ優り】

元服して髪上げした顔かたちが、以前に増してりっぱに見えること。⇔上げ劣り
一の宮の御―のゆゆしさ(=スバラシサ)は」〈狭衣・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の上げ優りの言及

【元服】より

…服装も闕腋(けつてき)の袍(ほう)から縫腋(ほうえき)の袍に着替えるので容姿が一変する。そのため以前よりも見ばえがすることを意味する〈上げ優(まさ)り〉,その反対の〈上げ劣(おと)り〉〈元服劣り〉などという語まで生まれた。 天皇元服の場合は加冠,理髪,能冠の三役がある。…

※「上げ優り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android