上げ劣り(読み)アゲオトリ

デジタル大辞泉 「上げ劣り」の意味・読み・例文・類語

あげ‐おとり【上げ劣り】

元服して髪を上げて結ったとき、顔かたちが以前に比べて見劣りすること。⇔上げまさ
きびはなるほどは、―やと、疑はしくおぼされつるを」〈桐壺

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の上げ劣りの言及

【元服】より

…服装も闕腋(けつてき)の袍(ほう)から縫腋(ほうえき)の袍に着替えるので容姿が一変する。そのため以前よりも見ばえがすることを意味する〈上げ優(まさ)り〉,その反対の〈上げ劣(おと)り〉〈元服劣り〉などという語まで生まれた。 天皇元服の場合は加冠,理髪,能冠の三役がある。…

※「上げ劣り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...

全仏オープンの用語解説を読む