上げ舵(読み)アゲカジ

デジタル大辞泉 「上げ舵」の意味・読み・例文・類語

あげ‐かじ〔‐かぢ〕【上げ×舵】

航空機潜水艦などを上昇・浮上させるための舵の取り方。⇔下げ舵

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の上げ舵の言及

【舵】より

…ふつうの飛行機では水平尾翼の後部に取り付けられている。操縦桿(または操縦輪)を手前に引くと昇降舵は上に動き,その結果,水平尾翼全体が下に反った形になるため,水平尾翼には下向きの揚力が生じ,この力の機体の重心まわりのモーメントによって飛行機は尾部が下がり機首が上を向く(これを上げ舵という)。逆に操縦桿を前方に押すと昇降舵は下がって飛行機は下を向く(下げ舵)。…

【飛行機】より

…昇降舵後縁を上に上げると,水平尾翼に下向きの力を生ずるので,機は重心のまわりに機首を上げ,その結果,翼の迎え角が増す(図5-b)。これを上げ舵という。反対に昇降舵後縁を下げると,機首を下げ,その結果翼の迎え角が減る(図5-c)。…

※「上げ舵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android