下げ舵(読み)サゲカジ

デジタル大辞泉 「下げ舵」の意味・読み・例文・類語

さげ‐かじ〔‐かぢ〕【下げ×舵】

航空機潜水艦下方に向けるときの、舵のとり方。⇔上げ舵

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の下げ舵の言及

【舵】より

…操縦桿(または操縦輪)を手前に引くと昇降舵は上に動き,その結果,水平尾翼全体が下に反った形になるため,水平尾翼には下向きの揚力が生じ,この力の機体の重心まわりのモーメントによって飛行機は尾部が下がり機首が上を向く(これを上げ舵という)。逆に操縦桿を前方に押すと昇降舵は下がって飛行機は下を向く(下げ舵)。こうして飛行機の姿勢を変えることによって主翼の迎え角を変え,主翼に生ずる揚力を増減するのが昇降舵の役目で,飛行機が遅く飛ぶときは迎え角を大きくしないと揚力が出せないので上げ舵に,逆に速く飛ぶときは下げ舵にする。…

【飛行機】より

…反対に昇降舵後縁を下げると,機首を下げ,その結果翼の迎え角が減る(図5-c)。これを下げ舵という。 前述したように,飛行機がある速さで水平飛行を続けるためには,翼の揚力と重力がつりあうと同時に,プロペラあるいはジェットエンジンの推力が飛行機の抗力とつりあっていることも必要である。…

※「下げ舵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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