下多田川村(読み)しもただがわむら

日本歴史地名大系 「下多田川村」の解説

下多田川村
しもただがわむら

[現在地名]中新田町下多田川

多田川上流にあり、南は上狼塚かみおいぬつか村、東は志田郡柏崎かしわざき(現古川市)、北は玉造たまつくり南沢みなみざわ(現岩出山町)、西の多田川上流は上多田川村に接する。慶長九年(一六〇四)の伊達政宗領知黒印状(伊達家文書)によれば、「寒郡多ゝ川之内 一拾八貫六百卅六文 本知行」など都合五〇貫一二五文が、富田亀丸に与えられている。その後上下に分れ、正保郷帳に田七七貫五七五文・畑七貫四六九文とあり、ほかに同所新田五貫七一文がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 玉造 鎮守 仏閣

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android