下笑・下咲(読み)したえまし

精選版 日本国語大辞典 「下笑・下咲」の意味・読み・例文・類語

した‐えま‥ゑまし【下笑・下咲】

〘形シク〙 (動詞「したえむ(下笑)」の形容詞化) 心の中に喜びが満ちあふれるさまである。心の中でにこにこするほどうれしい。
万葉(8C後)六・九四一「明石潟潮干の道を明日よりは下咲異(したゑましけ)む家近づけば」

した‐え・む ‥ゑむ【下笑・下咲】

〘自マ四〙 (「した」は見えないところ、心中の意) 心の中でうれしく思う。胸中でにこにこする。〔真福寺本遊仙窟文和二年点(1353)〕

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