下西川村(読み)しもにしがわむら

日本歴史地名大系 「下西川村」の解説

下西川村
しもにしがわむら

[現在地名]彦根市下西川町

薩摩さつま村の東、石寺いしでら村との間に位置し、愛知川旧河道の自然堤防上に立地。愛知郡に属し公称は西川村だが、南に神崎郡西川村(通称上西川村)があるため下西川村と通称し、愛知西川ともよんだ。慶長高辻帳に西川村とみえ高五六一石余。江戸時代を通じて彦根藩領。元禄八年大洞弁天寄進帳によれば人数二三二、うち寺社方一。天文九年(一五四〇)順専によって開かれ、宝暦年間(一七五一―六四)に木仏を下付されたと伝える浄土真宗本願寺派西福さいふく寺、文明一八年(一四八六)以前に創建されたという日吉神社がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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