世友(読み)せう(その他表記)Vasumitra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「世友」の意味・わかりやすい解説

世友
せう
Vasumitra

1世紀末から2世紀頃のインドの僧。転訛して「せう」を「しょう」と読むこともある。カニシカ王下で行われた第四結集では,その指導者として『阿毘達磨大毘婆沙論』を編集。アビダルマ教学の伝統において,法救,妙音,覚天とともに婆沙四評家,婆沙四大論師と称される。

世友
しょう

世友」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android