阿毘達磨大毘婆沙論(読み)あびだつまだいびばしゃろん(その他表記)Abhidharma-mahāvibhāṣā-śāstra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「阿毘達磨大毘婆沙論」の意味・わかりやすい解説

阿毘達磨大毘婆沙論
あびだつまだいびばしゃろん
Abhidharma-mahāvibhāṣā-śāstra

『発智 (ほっち) 論』の注釈書で,同じく8章より成る。「大毘婆沙論」ともいう。玄奘によるとカニシカ王の頃に,王の保護を得て 500人の阿羅漢などによって編纂されたというが,実際の成立はこの王以後であったらしい。特に『発智論』以後の説一切有部の思想の発展を明らかに読取ることができ,部派仏教研究のうえできわめて重要。

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