並居る(読み)ナミイル

デジタル大辞泉 「並居る」の意味・読み・例文・類語

なみ・いる〔なみゐる〕【並(み)居る】

[動ア上一][文][ワ上一]その場所に並んで座っている。「―・いるお歴々」
[類語]居並ぶ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「並居る」の意味・読み・例文・類語

なみ‐・いる‥ゐる【並居】

  1. 〘 自動詞 ア行上一(ワ上一) 〙 並んですわっている。並んでいる。列座する。列席する。いならぶ。
    1. [初出の実例]「み船出でなば 浜も狭(せ)に 後れ奈美居(ナミゐ)て こいまろび 恋ひかも居らむ」(出典万葉集(8C後)九・一七八〇)
    2. 「妻子並居(ナミヰ)、悲みなきしたう」(出典:米沢本沙石集(1283)四)

並居るの補助注記

現代語では連体形だけを用い、また、すわる意がうすれ、並んで大ぜいいるの意で多く用いられる。

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