中世の文学(読み)チュウセイノブンガク

デジタル大辞泉 「中世の文学」の意味・読み・例文・類語

ちゅうせいのぶんがく【中世の文学】

唐木順三による評論。昭和30年(1955)刊。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の中世の文学の言及

【唐木順三】より

…戦後の仕事は《三木清》(1947),《現代史への試み》(1949)で始まる。〈型の喪失〉による近代ニヒリズムの克服という反戦後的精神の沈痛な思索であり,やがて《中世の文学》(1955)の無の形而上学にいたり,反近代の思想家の面目を広く印象づけた。鴨長明,一休,良寛,芭蕉の〈風狂〉のすぐれた洞察があり,晩年の《歴史の言ひ遺したこと》(1978)は,都と鄙(ひな),文明と野蛮の既成通念を転倒するユニークな日本精神史である。…

※「中世の文学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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