中鎖脂肪

栄養・生化学辞典 「中鎖脂肪」の解説

中鎖脂肪

 炭素数8,10の脂肪酸で構成されるトリアシルグリセロール消化器系術後栄養に使われる.吸収後中鎖脂肪酸は門脈に入る.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の中鎖脂肪の言及

【消化】より

…ミセルは水溶液中で安定であるため,疎水性の脂質消化産物もこの形になると,吸収上皮細胞膜までの水層拡散が容易となる。なお,炭素数が6~10のいわゆる中鎖脂肪の場合の消化は上記と異なる。この場合は,リパーゼにより脂肪酸とグリセリンに加水分解され,加水分解産物はミセルの形にならなくとも,吸収上皮細胞膜への拡散が比較的容易である。…

※「中鎖脂肪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android