伝達関数(読み)デンタツカンスウ

デジタル大辞泉 「伝達関数」の意味・読み・例文・類語

でんたつ‐かんすう〔‐クワンスウ〕【伝達関数】

制御工学において、入力信号と出力信号の関係を表す関数制御システムの入出力特性を決定し、それを記述したもの。
ニューラルネットワークにおける活性化関数に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の伝達関数の言及

【フィルター】より

…すなわち,定常性から核関数はK(t,τ)=K(t-τ)のように1個のパラメーターで表現でき,これを利用して,(1)式のスペクトル表現を導き,最適フィルターの核関数のラプラス変換,x(t)とn(t)のスペクトル関数表現から求められることを示した。制御工学では,この核関数K(t)はフィルターのインパルス応答と呼ばれており,またK(s)は伝達関数と呼ばれる。上で述べたことは,最適フィルターの伝達関数がr.m.s.規範のもとで一意的に決まり,これより最適フィルターが信号処理装置として工学的な手段で実現できることを示しており,ウィーナーの理論は制御工学や通信工学の分野で注目されることとなった。…

※「伝達関数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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