倭鍛部(読み)やまとかぬちべ

精選版 日本国語大辞典 「倭鍛部」の意味・読み・例文・類語

やまと‐かぬちべ【倭鍛部】

  1. 〘 名詞 〙 金属の鍛造技術をもって大和政権に仕えた技術者集団。大和地方居住の金工集団。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の倭鍛部の言及

【鍛冶部】より

…渡来系の鍛冶としてはこのほかに金作部,朝妻金作,忍海部等の名が知られる。
[倭鍛部]
 《日本書紀》綏靖即位前紀に倭鍛部天津真浦の名があり,《新撰姓氏録》和泉神別に天津麻良命は神魂命八世孫とみえる。倭鍛部は渡来の伝承をもたないが,ふるく弥生時代に渡来した技術が韓鍛冶部成立の後,組織され倭鍛部となったのであろう。…

※「倭鍛部」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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