出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…鬱病では無力感,自信喪失感,絶望感から,自殺観念,鬱病の三大妄想である心気,貧困,罪業妄想が発展し,躁病では自我感情の高揚感,万能感から誇大妄想が発達し,社会的逸脱行為に走る。分裂病の初期にはドイツの精神医学者K.コンラートによってトレマTremaと呼ばれているような極度の不安感,慢性化するといわゆる感情鈍麻,感情荒廃と呼ばれる様相を呈するが,感情がまったく失われたわけではなく,その本質はいまだ不明である。そのほか病的体験の現れとして,影響感情,作為感情,被害・誇大感情がある。…
…鬱病では無力感,自信喪失感,絶望感から,自殺観念,鬱病の三大妄想である心気,貧困,罪業妄想が発展し,躁病では自我感情の高揚感,万能感から誇大妄想が発達し,社会的逸脱行為に走る。分裂病の初期にはドイツの精神医学者K.コンラートによってトレマTremaと呼ばれているような極度の不安感,慢性化するといわゆる感情鈍麻,感情荒廃と呼ばれる様相を呈するが,感情がまったく失われたわけではなく,その本質はいまだ不明である。そのほか病的体験の現れとして,影響感情,作為感情,被害・誇大感情がある。…
…原因がなお不明なうえ,発現の頻度が高く,しかも治療がむずかしいなどの理由から,精神病のなかでも中心的な位置を占め,精神医学および精神医療の最も重要な対象とみなされる。ただし,この病気が精神分裂病(以下,略して分裂病)の名で西欧精神医学の前面に登場するのはやっと20世紀に入ってからである。その前身の〈早発(性)痴呆〉でさえ19世紀半ばからで,躁鬱病が〈マニア〉と〈メランコリア〉の名で古代ギリシアの昔から一貫して記述されてきたのに比べると,はなはだしい不均衡があり,それだけ時代の狂気観にさらされていたことになる。…
※「分裂病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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